東北大学の学生生活からのコラム
78年ぶりの大雪について
宮城県仙台市は太平洋側に位置し、東北地方の他の県よりも比較的積雪は少ない傾向にあります。しかし平成26年の冬、仙台市はかつてない豪雪に見舞われました。なんと、仙台市において観測史上3番目となる35センチの積雪が観測されたのです。実に78年ぶりの大雪のため、平成26年2月16から23日までの間、一部の路線で市営バスが運休になりました。東北大学生の生活にも大きな影響があり、21日まで宮城教育大学で折り返し運転となり、路線713では成田山、路線710では青葉台へのバスが運休し、バス通学ができない状況になりました。
仙台市交通局は、仙台市の道路管理課に除雪の依頼を行っていたとのことですが、積雪が続き、道路は自動車1台程度が往来できる程度の状況でした。そのため、バスの安全な運行は困難であり、運休が生じたようです。
仙台市交通局は、このようなケースも想定し再発防止のため、仙台市の道路管理課と協議を行っている模様です。例年であれば、運休の心配はないとのこと。しかし、成田山、青葉台、荒巻近辺に住んでいる学生さんは、4年間の在学中1度くらい、大雪による被害にあう可能性もあります。特に、積雪のない地方から来た新入生は、積雪による影響に戸惑うこともあるかもしれません。
お部屋探しは、家賃や間取りだけではなく立地も考慮して、検討されることをおすすめいたします。
八木山での生活
八木山地区は東北大学生が多く居住する地区の一つで、理系の研究室が多く設置されている青葉山キャンパスから比較的近いため、主に工学部生や理学部生、薬学部生に好まれています。しかし、この八木山地区は名前が示す通り「山」であるため坂が多く、他の地区に移動するには何度か坂を上り降りする必要があることが多いです。そのため、自転車通学は体力に自信のない方には難しいです。
青葉山キャンパスに関しては、住んでいるのが八木山の上部であれば一度下って上るだけで到着できるのですが、1・2年生や一部の文系学部生が通う川内キャンパスは青葉山キャンパスよりも低い位置にあるため、帰宅の際にはかなり多くの坂を上らなければなりません。そのため、入学当初は自転車で通学していた学生が、後期が始まる頃には原付やバスを利用するようになった、ということも少なくありません。しかも八木山と青葉山・川内をつなぐ道路は現在一本しかなくカーブも多いため、通学時間帯は頻繁に渋滞し、不便に感じることもあります。
学生からはついつい敬遠されがちな八木山地区ですが、家賃は比較的安く、大型スーパーや病院、銀行、郵便局、薬局、コンビニ、散髪屋、クリーニング店などの生活に必要な施設・店舗は揃っています。また、アルバイトをするにも大学の購買や居酒屋、ファミレスなど、生活圏でたいていの業種を選択できます。また、来年には八木山と各キャンパスや仙台駅をつなぐ地下鉄東西線が開通し、交通事情は大幅に改善されることが見込まれます。
駅前へのアクセスも容易になり、これからの生活に期待が高まる八木山地区で、充実したキャンパスライフを送ってみてはいかがでしょうか。
東北大生が苦労する坂!
仙台市は海が近く、そのため平坦な地形と思われがちですが、仙台駅を中心として西側、北西側は丘陵が多く、東北大学生の生活圏内にも急峻な坂が存在します。
ここでは自転車や徒歩等での通学で東北大学生が苦労する坂をピックアップしてみました。
川内キャンパス周辺
- ①川内や八木山以外に住んでいる学生は、必ずこの坂の何処かを通らなければ、川内キャンパスに辿りつけない。(一番北側の道は、長い分比較的緩やかな坂になっています)
- ②八木山以外から青葉山キャンパスへ通学する道はここともう一本しかない。どちらも急峻。
川内三十人町・亀岡町周辺
- ③川内から八幡町へ行くための道。川内→八幡は下り坂だが、八幡→川内は上り坂に。
- ④青葉山キャンパスへ至る裏道。地獄坂と呼ばれている。
角五郎周辺
- ⑤八幡町へ行くための道。八幡側が高く、川内キャンパス側が低い。
広瀬川沿いでの生活
仙台市は別名「杜の都」と呼ばれています。青葉通りや定禅寺通りに代表されるような並木道が都市の中心部に存在し、緑化公園や保全林が多くあります。また、中心部より数分も車を走らせればすぐに広瀬川や青葉山といった、自然豊かな風景を望む事ができます。また杜の都・仙台は、東北の他県と比較しても、気候も穏やかで、夏は涼しく冬暖かいために大変住み心地がよいと言われています。
そんな仙台ですが、実際に住んでみて一つ注意したほうが良いと思う事がありました。それは、夏場に発生する大量の虫たちです。
気にならない、という方も多いかも知れませんが、6月下旬や、8月中旬など、涼しい日が続いた後に暑い日が突然くると、一気に大量の羽虫が羽化する場合があります。走光性のある羽虫が多く、夜は橋や森林近くの街灯などに虫が集まり、自転車や、原付き・バイク等が街灯下を走行しにくくなることがあります。
特に原付きの方は半キャップを使用している人も多いと思いますが、顔に虫が当たるのが気になって事故を起こしてしまっては元も子もありませんね。こういった日は注意して暗くならないうちに帰るか、安全面にも気を使ってフルフェイスのヘルメットを着用するといいでしょう。また、女性の方でフルフェイスはちょっと……といった方には、後頭部までしっかり守れてシールドも付いているジェットタイプのヘルメットをおすすめします。かわいいデザインが豊富なので、きっと気に入ったものが見つかると思いますよ。
ユニバーシティ・ハウスでの生活
▲ブルージュ(ベルギー)
東北大学では、学寮とユニバーシティ・ハウス(通称:ユニバ)を用意して学生生活を支援しています。目的はそれぞれ異なり、平たく言えば、前者は経済支援、後者は国際交流です。そのため、毎月の寮費は前者が5000円程度、後者が10000〜20000円程度と、ユニバの方が高めに設定されています。しかし、ユニバは一般の賃貸物件より安く、セキュリティが強化されている点が魅力です。エントランス、ユニット前、個室でそれぞれ施錠されており、管理人が常駐していますし、敷地一体が東北大関係者の居住地であるため安心です。
ユニバは三条町にあり、東北福祉大学の向かいにあります(片平にもユニバはありますが募集数が少ないため省略致します。)。中心部から距離が離れており、高い場所にありますが、川内キャンパスおよび青葉山キャンパスには、「キャンパスバス」が運行しているので通学には便利です。星稜や雨宮、片平方面に通学する際には、自転車が便利です。ただし川内方面へ向かう際の、子平町から48号線に抜ける土橋通は道が狭く、急勾配があり、交通量が多いので、自転車を利用される場合は十分気をつけましょう。
そしてやはり留学生との共同生活というのが大きな特徴です。1ユニットは8名で利用し、必ず日本人学生と留学生が共に配置されます(詳しくは東北大や国際交流センターのホームページをご参照下さい。)。東アジア系の学生は日本語を話せる方もいますが、欧州や東南・南アジアの方とは英会話になる場合が多いです。自分次第で無料の英会話教室に通えるなんて素敵ですよね。共有スペースには料理を広げられる大きいテーブルがあり、一緒に食事をしたりテレビを見ながら談笑できる空間になっています。
そんなユニバは学部生・大学院生向けの「三条」と大学院生のみの「三条?」があります。それぞれ「新入生」であることが入寮の条件です。「三条」は原則1年間しか入居できませんが、下級生の生活を支援したり寮内の各イベントを企画する「アドバイザー」になれば1年延長して入居できます。ただし倍率は高く、退寮後は通常の賃貸物件に入居されることが多いようです。「三条?」は全員が2年間入寮でき、大学院終了まで安心して生活できます。
たまに冷蔵庫から食べ物がなくなる、なんて悲しいことも起きるようですが、一緒に料理してお互いご馳走しあうなど異文化を身近に感じられる生活ができますよ。
東北大学には、海外から留学してくる人も多いですが、その一方で海外に留学しに行く人も多いです。また、長期休みなどを利用して海外に旅行に行く学生も多く、グローバルな世界への窓口は、大きく開かれています。国際的に活躍する学生を多く輩出している東北大学の学生として、国際交流の機会を持つのも良いかもしれません。
東北大学の学生生活のコラムはいかがだったでしょうか?
このように東北大生には、東北大生だけが知る、東北大生ならではの知識があります。新入生の皆さん、とくに初めて仙台で生活する皆さんは、お部屋探しをするにもわからないことばかりで、戸惑うことも多いかもしれません。ウェルプレイスの運営サイト「東北大学の賃貸情報.net」では東北大学の学生に向けた賃貸情報を数多く紹介しております。こちらのサイトから、満足できるお部屋を探し、充実した大学生活をスタートさせましょう!
お部屋探しの際には、ぜひウェルプレイス株式会社をお訪ねください!